カエルnoテ

月・日別2017年03月 1/1

つぼみは堅く・・・

もう桜も咲いていていい時期なのに風はまだ冷たくつぼみは堅くそれでも陽が高く上がるころには少し空気はゆるむ・・・ゆるむ空気に つぼみはふくらもうか?と思うけど夜の寒さに身を縮ませる・・・みんな あたたかい日差しを待っている・・・蛙も そうだった・・・昼間には 必ず 窓辺で外を眺めるのが日課になったお腹の傷口も 跡は残っているもののずいぶんよくなっているようす・・・たまにお腹をさするときはたと手を止め...

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待ち遠しい春・・・

今朝から降る雨は先日の暖かさとはうって変わって冷たかった・・・こんな日は そっと 布団の中でうずくまっている蛙・・・たまに ぴくんと 足がのびてぱたぱた・・・と 手をばたつかせていた・・・怖い夢でも見ているのか・・・この雨が止んだら  また 暖かい風が吹くだろう・・・そのころにはこの庭にも 川原にも たくさんの花が咲いて蛙の仲間も姿を見せるかもしれない・・・今朝も 蛙のごはんが届いていた・・・・蛙...

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春の始まり・・・ 

お水取りが終わり日中の風は あたたかく梅も終わりを迎えようかというころ・・・温かい日差しに誘われたのか蛙が 窓辺に座っていた・・・冬眠が終わったのか・・・?大きな目をきょろきょろさせたかと思ったら大きな欠伸をして 手足をぐ~んとのばしてそのまままた 目をつぶった・・・このまま窓辺にいたら 蛙の干物が出来てしまいそうなくらいうす~く伸びている・・・心配していたらしばらくして身体の血?が 温められてす...

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ひかれあう巻物・・・

亀は ずいぶんと衰弱しているように見えた・・・この洞窟に閉じ込められて どれくらいたっているのかはわからないけれどわずかに天井から降りてくる光が 苔を育て その苔を亀は食べているようだった・・・たまに顔を見せるコイは川から ちいさな魚や虫をこの洞窟の奥へと追いつめて亀の口へ持っていってやっていた蛙は 亀を外に出してやりたかったがその力は今の自分にはないことはわかっているので亀の言葉通りならば 残り...

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巻物の行方・・・

亀は 蛙が来たことを大変喜んだ巻物を持ってくるものを案内するように亀は伝え聞いていたこのままでは 途絶えてしまうかもしれないと亀は恐れていたから・・・蛙は 亀に聞きたいことがたくさんあったが何から聞いたらいいのかも わからなくなっていた・・・亀は その様子を察してまずは 自分の話をつたえることにした巻物は 蛙の持つもの以外に5本作られていた・・・一本は 地図の印の場所に・・・後の3本は 行方はわか...

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亀の巻物・・・

亀は巻物を小さいころに見たことがあってそのころの話を蛙に聞かせた・・・亀が小さいころ・・・それは 昔むかしの話だった・・・亀の祖父のまだ若いころの話・・・祖父がその頃住んでいたあたりを巻物に書きつけた・・・その当時からは ずいぶん地形も変わって川の流れも 変わっていた・・・蛙が目指していたところはやはり川はなく今は少し湿地が残るだけのようだった・・・人の手によって 川の整備もされその湿地に向かうの...

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亀の瀬 ・・・

亀はこの場所から 動けなくなっていた・・・どのくらい時が流れているのかわからないがこのあたりの地形は川の下に向かって地盤が押されて 動いている・・・地盤の動きを止めるために人が大きな杭をいくつもいくつも長い年月をかけて打っているようだ・・・そのおかげか しばらく この動きは止まっているかのようだけれどその反動もいつ起きるかわからない・・亀は その地盤の動きで 入口が狭まってこの洞窟に閉じ込められて...

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水中・・・

水の中から 天井を見上げると月が 柔らかな光に包まれていた岩の苔は 水の中でゆれていた・・・白く小さなつぼみをつけている・・・ぽこぽこと 泡が出ている方を見るときらっと光ったかと思ったらその光が蛙の方へ向ってきた・・・蛙は 岩から離れるとはっと 気がついた・・・亀だ・・・大きな岩と思っていたのは亀の甲羅で頭を出してこちらに顔を向けたのだった・・・亀は 蛙に甲羅に乗るようにと首を水面に向けて振り頭を...

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苔のむす岩・・・

コイは 光の筋の向こう側へ泳いでいった・・・その先は また薄暗くなったが大きな岩が水面から出ているのが見えた岩には 苔がたくさんついていて水滴を含んでいるところは きらきらと光っていたコイはその岩の淵に寄ると蛙にそこにいるように言って蛙を降ろすと 水面から 姿を消した・・・蛙は 苔の上に座って疲れた体を 横たえた・・・ひんやりとした苔は 気持ちよく蛙は そのまま目を閉じて眠ってしまった・・・しばら...

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暗闇の先に・・・

真っ暗な中を進んでいくうちに目が慣れてあたりが少しずつ見えるようになってきた通路のように水がたまっているところをコイはどんどん進んでいく岩場の両方の壁も 少しずつ 間が広がっていく空気は少しずつ温かくなり柔らかな風を感じるようになっていた遠くに一筋の光が 差し込んでいるのが見えてきた光の筋の周りは 広い空間になっていて深い湖のようになっている近づくにつれて水の量も増えて 底がどんどん深くなっている...

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蛙の川下り・・・

コイは 器用に浅瀬を泳いでいく蛙を背にのせて巻物を濡らさないようにコイは物知りでコイの背に乗る前に巻物が濡れないように 葉っぱを巻きその上から コイが川底から取ってきたぬるぬるしたものを蛙は塗りつけた川の流れの緩急にうまく身をのせながらコイはどんどん泳いでいく蛙はコイの背で 必死にくっついている岩場のすきまにコイは入って行ったその中はさっきまでの川の流れが途切れて静かな暗闇が広がっていた・・・その...

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