手のひら・・・



月が雲に隠れて


穴の中は 急に暗くなって


かえるの姿は見えなくなった・・・




少し湿ってはいるけれど


ちょっと心地よい香りを


感じながら 


見えなくなった穴の中を


目をこらして見渡してみた




暗さに目が慣れてきて


先ほど見ていた穴の中の様子が


なんとなく わかるようになってきた



すると かえるの姿も 


同じように見えてきた




かえるの目が こちらを向いているのが


わかった・・・



私が 姿を確認したのを見てとったのか


手を差し出してきた・・・



その手には 


何かのっかっていた




その時


猫目の月の光が 穴の中に入ってきた・・・



その瞬間 かえるの手に反射して


私は あまりのまぶしさに 目をつぶってしまった







目をそっと開けてみると


大きな猫目の月が 頭の上で光っていた・・・




ここは・・・



穴の中ではなくて・・・



私の家の裏庭だった・・・




ねこじゃらしが 揺れている・・・






私は 手をぎゅっと握りしめているのに気がついて


その手を開くと 


猫目の月のもと きらっと光った・・・




雨粒の飴だった・・・








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