声の主・・・


裏庭の方へ行くと


ねこじゃらしの草むらに入っていく猫のしっぽが見えた




追いかけて 


私もねこじゃらしの草むらへ入っていくと


どんどん ねこじゃらしが伸びていく・・・




いや・・・



私が小さくなっている・・・




そうか・・・


ここから 始まっていたんだ・・・





どんどん行くと 灯りが見えた・・・




ねこじゃらしの穂の先が ほんわかと明るくなっていて


ねこが 私のために 灯りをともして


待ってくれていた・・・




ねこじゃらしの穂で 行く先を示すと


歩き始めた・・・



ねこの後ろをついていく・・・




見覚えのある木が・・・




あ、かえる・・・


あのかえるどうしてるだろう・・・





ねこを抜かして


木の穴へ・・・



穴に入ると 奥で


かえるは 葉っぱをクッションのように


重ねたところにもたれながら 


座って 私を待っていた・・・





ようこそ・・・





ちいさくつぶやいた声は 少し元気がなかったけれど


うれしそうだった・・・



あの時の声は やっぱり このかえるの声だったんだ・・・





ありがとう・・・



かえるは ねこにお礼を言った・・・



穴の中を覗いていたねこは 手を(前足か・・・)を軽く降ると


穴の入口で ごろっと横たわった・・・



耳がこちらを 向いているので


そっと様子をうかがっているみたい・・・




 


かえるが



今日は このままでごめんね・・・



と ちょっと 頭をかきながら申し訳なさそうに言った




冬が来るから僕はしばらくここで休むことにしたんだ・・・




冬眠・・・に入るってことかな・・・


私がうなずくと




会いたかったんだ 君に


ずっと・・・




かえるが涙を浮かべた・・・






ねこじゃらしの裏庭 目次



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